IT先進国は中世の街並み?話題のエストニアに行ってみた
フィンランドの首都ヘルシンキからフェリーでおよそ2時間。日帰り旅行も可能なエストニアのタリン。バルト海に面していて、ラトビア、リトアニアと合わせて「バルト三国」と総称されています。中世の歴史ある街並みからは想像できないですが、実はIT先進国として業界ではかなり有名な国であり、最近では老若男女を問わず多方面から注目が集まっています。
今回はそんな話題の都市、タリンをご紹介します。
中世の街並みを楽しむ
ここは中心部のラエコヤ広場(Raekoja Plats)。そこまで広くないタリンの街ですが、迷ってしまいそうになったら誰でも知っているこの場所を聞くのが一番です。
オシャレな屋台から香ってくるシナモンのような良い匂い。街歩きのおともにはエストニアの名物お菓子、マクス・マンテル(Magus Mandel)を。揚げたアーモンドに不思議なスパイスとお砂糖をまぶしたお菓子。シナモンなどのさまざまなスパイスが調合されているのだそう。
「三人姉妹(Kolm OdeもしくはThree Sisters)」と呼ばれている、隣接する三棟の建物。15世紀に建てられた住宅で、現在はホテルとして使用されています。
中世の面影が感じられるタリンの街並み。絵本に出てくるような可愛らしい建物が隣り合っています。
立ち寄りたいフォトジェニックなチョコレートカフェ
1937年からある老舗カフェ「ピエール・ショコラトリー(Pierre Chocolaterie)」は女子必見のスポット。細い路地を抜けた「職人たちの中庭」と称される一角には小さなギャラリーや工房があり、こちらの素敵なカフェは落ち着いた隠れ家のような空間になっています。
展望スポットから夕暮れのタリンを眺める
1997年に「タリン歴史地区」としてユネスコの文化遺産に登録されたタリンの旧市街。コホトゥオツァ展望台(Kohtuotsa Vaateplatvorm)からはその旧市街を一望することができます。
夕暮れが照らす街並みも美しいですが、晴れている昼間の景色ももちろん絶景。オレンジ色の屋根と青いバルト海が眼下に広がります。
日帰り観光もできるけれど可能ならば宿泊を
ヘルシンキからフェリーを使えば2時間で行けることもあり、日帰りで訪れる方も多いタリン。もし時間があれば、宿泊をして建物がライトアップされたタリンの街も見てみましょう。エストニアはヨーロッパの中では比較的に治安が良く、バルト三国の中では最も安全な国と言われています。私も実際に歩いてみて危険な雰囲気はそこまで感じませんでしたが、細い路地が多いのでくれぐれも遅くなりすぎないように気をつけてくださいね。
城壁に囲まれた小さな街ですが、何百年もの歴史があるタリンの街歩きは中世にタイムスリップしたような感覚に。皆さんも是非訪れてみてください♪