フィンランド、秋の古都をめぐる
フィンランドの首都、ヘルシンキからバスに揺られおよそ一時間。パステルカラーの建物が立ち並ぶ可愛らしい町へやってきました。ここは“ポルヴォー(Porvoo)”というフィンランドの中では二番目に古い都市。写真を眺めているだけでおとぎ話の世界に入り込めるようなメルヘンチックな景色をお届けします。
ここ数年で観光客からの人気が高まり日中には人通りが多くなるため、まだ人が少ない早朝に到着して撮影。ほとんどのお店がまだクローズ。大体のお店が10時くらいから始まります。
旧市庁舎広場では日中にマーケットが開かれ、手作りの北欧雑貨を現地の方から購入することができます。
目抜き通りとなるヨキ通り(Jokikaku)には雑貨屋さんやスイーツショップなどが並んでいます。どのお店もそれぞれの個性が溢れていて素敵。大体の建物の窓枠や軒先にはお花が飾られています。
ショップはまだ開いていないのであとにしてまずは町歩き。先ほどのヨキ通りをさらに進んで行き住宅街へ。ここら辺まで来ると人通りはさらに減ります。
ポルヴォーの町は坂道が多いのですが、上方から撮るとカラフルな家が連なっている様子がよくわかります。
一軒ずつ好きなペンキで塗られた木造の家々。みなさんどのようにして一色を決めたのでしょう?
「家族で意見が違ったりしなかったのかな?私ならパステルピンクかな…。あ、でもブルーも良いなぁ。でも、さっき見たグリーンも可愛い!」なんてことを思いながら町歩きを楽しみました。
こちらの家は全体がイエローカラーなのにドアだけブルー。ハートが目印の可愛い家。
淡いパステルカラーの家が並ぶ町並みに加えてオレンジに染まる紅葉がとても美しく、歩いているだけで幸せな気分。赤やオレンジの紅葉を目で楽しみ葉の落ちる音が聴こえ、北欧の素敵な秋を感じられます。
人がいない時間を狙うならお店が開き始める10時よりも早い時間に到着しておくようにしましょう。先に町歩きをして撮影すれば人が写りこむことなく町並みを撮ることができます。人が増えてくる10時以降からお店めぐりをしたり、カフェで朝食を食べるのがオススメ。ポルヴォーを訪れる日本人はまだそんなに多くないので是非行ってみてくださいね。