窓かと思ったら絵だった!トレドで楽しむペイントアート
スペインのマドリードから電車で30分。そこには歴史深い町、トレドが存在します。旧市街全域が古都トレドとしてユネスコ世界遺産に登録され、「もし1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け」という言葉があるほど一度は行っておくべき名所。今回はそんなトレドでも“アート”に注目した町歩きをご紹介します☆
“古都”と言ってイメージするのは歴史ある古い建物。歴史に興味がなければあまり面白味を感じられないかもしれませんが、意外にもこの町は良い意味で古都らしくなく、歩いていると多くの現代アートに出会います。
その多くは壁に描かれていて、実際にある窓枠を模していたり、まるで石を積み上げて建てたように見せかけたりと様々。目の錯覚を上手く利用していて、遠くから見るとペイントされているようには見えません!
以下の二枚はペイントアートで描かれた石のデザインと、実際に石で作られたデザインの建物。
色やデザインがよく似ているので、よりペイントアートが本物の石で出来ているかのように見えますね!
そして、建物に直接描かれているペイントもあればタイルに描かれているものも。描かれているものを見ればそこが何のお店なのかもすぐにわかります。
また、ペイントアート以外にも町中には素敵なデザインが溢れています。
こちらはトレドの大学。入口のドアや壁には細かいアートが施されています。
トランプのような模様をした鉄格子なども。
よく見てみると鉄格子の下には小さなお花のデザインがあり、細部にまでこだわりが見られます。
他にもレストランにはフライパンや鍋を重ね合わせたモチーフが吊るされていたり。
古い建物に遊び心のあるアートが加わることで魅力が増し、年代問わずたくさんの観光客を惹き付けるのでしょうね。
小さいけれど何度でも訪れたくなるこの町。スペインは魅力的な都市がたくさんありますが「もし1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け」という言葉があるくらいなので、旅先に迷ったらこの言葉を信じて行ってみても良いかもしれません。
トレド旧市街はギュッと凝縮されているので急ぎ足で周ればマドリードから日帰りでも可能です。10月頃まで比較的に暖かい気候が続くので、スペインへ行く際はぜひ足を運んでみてください!