ワイン畑に囲まれた北スペインの美しきレトロタウン
世界屈指のワイン生産国として知られるスペイン。中でも北部で生産される“リオハ・ワイン”はワイン好きなら一度は耳にしたことのある最上級ワインです。そんなワインで有名なエリアの中でも「ワインだけでなく町の雰囲気が良い!」というラグアルディアへ行ってきました。中世の町として栄え、街並みや周辺のワイン畑の美しさはスペインが誇る素晴らしい景色。この町の情緒ある風景は私の心を癒してくれました。
ラグアルディアは基本的に薄茶色のレンガ造りの家が多く、「古き良き」と、言ったレトロな街並みが楽しめます。
町には細い路地が数多く通っていて、なんだか探検しているような気分に。
カフェやバルも多く立ち並び、昼間から食事を楽しむ人の姿も。“世界随一の美食エリア”として知られるバスク州に位置しているためバルのクオリティはかなり高め。
ラグアルディアは高台に位置しているため、町からは周辺のブドウ畑を見渡すことができます。
私が行った秋の時期はブドウの葉が紅葉してオレンジに色づき、一面が暖かい色に包まれていました。これが春〜夏になると一面が青々とした緑の葉になるそうで、それもまた紅葉とは違った美しさを感じられそうですね。
町の周辺には数多くのワイナリーが点在しているので立ち寄ってワイナリーめぐりをしてみるのも良いかも。
中世では町の地下にたくさんのワインが貯蔵されていていて、各ワイナリーはトンネルで繋がっていました。現在でも地下をワインセラーとして使っているところもあり、今回、私がお邪魔したラグアルディアの町にあるワイナリーでも地下へ下ると洞窟のように続くトンネルが。
このように最近では地下でワインのテイスティングやランチを楽しむこともでき、人気のスポットとなっています。お酒を飲めない方でも美味しいブドウジュースが用意されているのでご安心を。
スペインは南部に人気が集まりがちですが、北部はまた違った街並みが楽しめます。今回ご紹介したラグアルディアはとても小さな町なので一日もあれば町を充分に堪能できてしまいます。レンタカーを借りてビルバオやビトリアなど北部の町を周遊する旅もオススメ。景色も美食も楽しめるスペインへ、あなたも是非。