世界で一番小さな国「バチカン市国」ってどんなところ?
イタリアの首都ローマの中には、世界で一番小さな国「バチカン市国」があるのを皆さんはご存知でしょうか?皇居の半分にも満たないたった0.44平方キロメートルのこの小さな国家ですが、日々、世界中から観光客が訪れる人気の観光地なのです。バチカン市国って名前は知っているけど実際どんなところ?と想像がつかないとの声をよく耳にすることがあるので、今回はそんな世界最小国家・バチカン市国をご紹介したいと思います!
ローマの街の中にあるため、もちろん周囲は全てイタリア。「国境を超える」という意識があまりなく、あっという間にイタリアからバチカン市国に入国してしまいます。
世界最小国家へ観光客が集まる理由は「サン・ピエトロ大聖堂」を訪れるため。ここはカトリックの総本山で、キリスト教会の建築としては世界最大級!だからと言って宗教によって入れないということはないので、観光で訪れても心配はありません。
サン・ピエトロ大聖堂の見所はなんと言ってもクーポラからの眺め!美しい数百段の階段を登り切ると、ドームの頂上からはバチカン市国を見渡すことができるのです。
こちらが、クーポラのを登り切った頂上からの景色。大聖堂の前に広がる広場やその先のローマの街まで見えます!360度見渡して、どの角度からも二つの国が同時に見られるってあまりないことなので、とても貴重な体験です。
サン・ピエトロ大聖堂を訪れたら、お次は隣接するシスティーナ礼拝堂へ。美しい装飾やミケランジェロが描いた有名な絵画などを見ることができます。
また、ローマとの国境付近に位置する巨大なバチカン美術館も必見です!
外観とは裏腹にエントランスは意外と近代的。
こちらの美術館は隅から隅までじっくり鑑賞すると一週間は必要だと言われるほど作品数も多く、広い美術館です。もし時間があまりなければ事前に気になる作品だけピックアップしておきましょう。
常に長蛇の列で数時間は並ばないと入れないバチカン美術館ですが、公式サイトや現地ツアーで美術館の見学も含まれたプランもあるのでチェックしてみてください。
バチカン市国へはローマ市内から地下鉄で向かう場合、Ottaviano(オッタヴィアーノ)駅で下車します。私はスペイン広場から向かったので地下鉄でしたが、バスやトラムでもアクセスが可能です。ローマの主要な観光地(例えばトレビの泉やコロッセオなど)からであればバスの方がオススメ。
ローマ観光と一緒にバチカン市国へも是非足を運んでみてくださいね♪